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還暦母のドールデビュー

私の母は、私のドール趣味に寛容な人です。
私の部屋に来てドールを見れば、「あら、機嫌が良さそうね」「こんにちは」と言葉をかけてくれます。
値段も当然バレているのですがそこは大人同士なので、好きな物につぎ込むお金は自由にすればいいと言ってくれていました。

とある日、原宿に用事があったので母と二人で行こうという話になりました。
原宿といえば天使の窓がある。
そうだ、母をそこに連れて行ってみよう…と誘いました。
母も興味はあったようで、喜んでついてきてくれました。

7月だったのですがワンオフさんたちがとても豪華で、お迎えの木の下を二人で歩きながら
「この子はワンオフで抽選なの、こっちの小さい子たちはコーディネートモデルですぐお迎えできる子だよ」と
天使の窓のお迎え概要を説明しました。

母は天使の窓の、西洋の綺麗な装飾とその中に凛と立つワンオフさんやコーディネートモデルちゃんに感動したらしく、
一人のワンオフさんの前で立ち止まり、何度も何度も顔を覗き込んでいました。
確か黄色のドレスを来たリーゼロッテちゃんだったと思います。

「この子可愛い、素敵…!」というので、投票してみる?と誘ってみましたが、
値段を見て、気軽に払える金額ではないので投票はしない、と言ってそっぽを向いてしまいました。
その後、地下に行きフルチョイスシステムとスタンダードモデルの説明をし、2階に行ってお洋服のモデルをしている子達も見せました。

天使の窓を後にし、用事も済ませ、今日は楽しかったね!と仲良く家に帰りました。

そして…その夜、母が思いがけない事を言うのです。

「今日見ていた子が忘れられない、ドールってあんなに素敵なものなのね…お迎えしたくなっちゃった…」と。

黄色いドレスのリーゼロッテちゃんのことでした。
じゃあ投票しようか、と言いたかったのですが天使の窓に行ったその日がワンオフ投票の最後の日だったのです。
母にそれを説明するとひどく落胆した様子で、

「ハルちゃん(私)が持っている子はほとんどが男の子だからわからなかったけれど、ワンオフのリーゼロッテちゃんがものすごく輝いてみえたの。お人形さんの笑顔に癒やされるなんて初めての気持ちで、どうしたらいいか分からないのよ。あのワンオフの子に似ている子は居ないの?」

と言われて、私もビックリ致しました。
まさか母がドールに一目惚れするとは…と。
そして、リーゼロッテに惚れてしまったとは厄介だな、とも思いました。
リーゼロッテちゃんは何度も再販されている限定の子。
ヤフーオークションを覗いても転売目的のプレ値がついた子しかいません。

慌ててフルチョイスハンドブックを持ち出して母に見せ、リーゼロッテちゃんに似てる雰囲気の子はオーダーできると伝えましたがそれも首を縦には振りません。

そっかあ…じゃあ気長にお金を貯めてプレ値の子をヤフーオークションで落とすか、お譲りを待つしかないね…と、二人でスマホをいじりながら結論を出しました。

黄色のドレスが素敵でね、笑顔が本当に可愛くてね…とリーゼロッテちゃんへの想いを呟いている母に、
私は一生懸命画像検索をして、こんな子はどう?この子は?と、ワンオフちゃんやリーゼロッテちゃんの代わりになりそうなお顔の子を提案していきました。

そこで母が初めて、「この子可愛い」といった画像がありました。
スタンダードモデルのまいちゃんでした。

「え?!」と拍子抜けする私。

ワンオフさんのきらびやかさとは少し遠いような、メイクが薄めのスタンダードモデルちゃん。(けなしてる訳じゃないです💦)

「え?え?この子がいいの?本当に?」と、私も慌ててスタンダードまいちゃんの画像検索をして写真を見せます。
フルチョイスハンドブックも見せて、お里ならフルチョイスもできると提案します。
しかし母は、

「スタンダードって普通に買えるの?このまいちゃんって子がものすごく可愛く見えるわ。フルチョイスで別のお顔にするのは嫌。普通のまいちゃんを見てみたい」

と…

母の好みのラインが今ひとつ分からない私でしたが、母が好きなら好きな子をお迎えすればいい!と思ったので、
「じゃあ一緒にまいちゃんの顔を見に行こう。実際に見て納得がいくようならお迎えすればいいし…、そうだ、真夏のクリスマスプレゼントなんてどうだろう?お迎え資金、出すよ!」と伝えた所、母は「本当に?本当にいいの!?」と子供のようにはしゃぎました。
私も母がドールの世界に足を踏み入れてくれるのはとっても嬉しい事だったので、じゃあ次のお互いの休みに見に行こう!と約束をしました。




時は少し経って8月4日。
天使の窓がお休みだったので、秋葉原すみかに事前に電話をしてまいちゃんの在庫を確認し、お顔を見比べてお迎えが出来るかもチェックし、二人で出かけました。

真夏日でしたがラジオ会館まで駅からすぐでしたので、まっすぐ秋葉原すみかへ。

まいちゃんのお迎えを検討していることを店員さんに伝え、3人いるまいちゃんのお顔を見比べさせてもらいました。
これは私も驚いたのですが、スタンダードモデルの子でもメイクがそれぞれ個性あるんですね…!

一人目は甘えっ子そう、
二人目はクールビューティー、
3人目は店舗モデルさんをしていたので視線すら合わず…

私はどのまいちゃんも可愛いなぁ〜、とぼんやりしていたのですが、母は一人目のまいちゃんにハートを射抜かれたらしく、「この子を…お迎えします…!」と宣言しました!
やったー!
母のドールデビューの瞬間です(笑)

お会計を済ませた後、撮影スペースを使わせてもらいたいとお願いし、お迎えのディフォルト服がパジャマみたいだったので、ドレスを一着購入し、いざお支度へ。

ウィッグの被せ方から着替えのさせ方を母にレクチャーしつつ、私は内心るんるんでした。
母は、初めてお迎えしたSDまいちゃんに相当惚れ込んだらしく「可愛い…可愛い…!」と連呼していました。


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お着替えを済ませ、撮影ブースでまいちゃんのお洋服を整える母✨


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「SDの重みはまるで赤ちゃんのよう…子育てしていた昔を思い出して余計愛しい!」とまいちゃんを抱きかかえる母✨


母曰く、
「SDがこんなに可愛いものだなんて思わなかった。
見つめると真っ直ぐに視線を受け止めてくれる。愛情を注げば注ぐほど、綺麗に可愛く微笑んでくれる。
こんなに癒やされるなんて思ってなかった…ハルちゃん(私)がお人形に囲まれて楽しくしてる理由がわかったわ…」
とのこと。

お迎えされたSDまいちゃんは名前をそのままに感じをつけて「舞」ちゃんとなりました⭐

そして家に帰ってから、母の要望でプチカスタムを。
まつ毛にホワイトを足して増量し、アイをミヤビグラススタジオさんの桜アイに変更しました。


「可愛すぎる!!!!!!!!」と母は叫んでいました…(笑)

せっかくなので私もカメラで撮影を…
綺麗な写真を撮って印刷して、いつでも持ち歩きたい!という母の要望でした。


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いつかお迎えするために用意していた霞ちゃん用の椅子が、舞ちゃんに取られてしまいました(笑)


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舞ちゃんは母の子なので、私が視線を合わせても今ひとつピンと来てくれません…
これが自分の子とよその子の違いか…!とカルチャーショックを受ける私。


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お迎えしてから、母は毎日私の部屋に増設した舞ちゃんスペースに訪れ、
朝はおはようと挨拶しながら抱っこをし、夜はおやすみと言って額にキスをし、
事あるごとに「うちの舞ちゃんが可愛いのォ〜💕」と惚気けてきます。
もう、メロメロですね(笑)

還暦になるまで、仕事一筋で趣味といえるものがまったくなかった母がドールデビューをして趣味を持ち、
「毎日舞ちゃんに元気もらってる!」とキラキラした笑顔で舞ちゃんを愛でている様子を見て私も安心しました。

それまでは「私には趣味がない…ハルちゃん(私)にはドールにゲームに絵に趣味がいっぱいあるのに…休みの日になにかに没頭することが出来なくて虚しい…」といっていたのが嘘のようです。

母のドールデビューはTwitterでも公開させていただき、ありがたいことに1300以上のイイねをもらって、なぜか私のフォロワーさんも増えました(笑)
還暦でドールデビュー、母娘でドール趣味って珍しいのかもしれませんね。皆様に祝福していただいて有り難い気持ちでいっぱいです。


私の私物でありながらも持て余していたドールキャリーバッグも母に奪われ、休みの日に天使の窓に舞ちゃんを担いでいって、お洋服を買い、着替えさせてバシバシ写真を撮るような…私とは正反対の超アクティブな趣味として母は楽しんでいます。

今度舞ちゃん専用のブログを立ち上げる!とも言っていましたので、その時はまたお知らせいたしますね。

長くなりましたが、母のドールデビューまでの道のりでした!
親子での話題も増え、母も私のドール趣味にさらに寛容になり、二人でドール関連のTwitterを眺めたり、
霞ちゃんお迎えの計画を立てたり、私も毎日が非常に楽しいです。
還暦からのデビューを果たした母の様子、これからも見守っていただけると有り難いです。

母曰く。
「天使の窓のリーゼロッテちゃんは、私をドールの世界に導いてくれた扉のような存在だったのかも。
そして私の天使ちゃんは、舞ちゃん💕 一生愛する自信がある💕」
とのことでした。

それでは!本日はこの辺で…⭐
読んでくださってありがとうございました!
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